あとりえ絵日記
2006

3月の絵日記へ

February25

朝ダンと散歩に行く時、東の空に大きな三日月が屋根のすぐ上に見えました。三日月は小さいイメージだったので、こんな力強い三日月もあるのかと認識を新たにしました。月の円周が大きくなったり小さくなったり、急に近づいたりするわけはないので、風景との相対関係で大きさが違って見えるんだ。と思っても単純に驚いている自分を笑っております。
アトリエは「2006アトリエ展」に向けて準備に入っています。今年は電柱へのポスター貼りを止め、公共の掲示板や個人や商店などを重点的に貼ることにしました。枚数がすくないので効果的に、ということで原画も3人に絞り、カラーで、その上ラミネート加工までしました。立派なポスターが出来たので皆さん協力して貼ってくれるとうれしい。
ポスターはアトリエ展のページで紹介していますので見てください。
写真は陽子ちゃんデザインの案内状ハガキです。

February19

「河合恵李香展」
もうひとつの見所は“テラコッタ”です。陶土を造型し、焼きました。(七輪で焼いたんだよ!)
紀元前の西アジアの土偶や日本の遮光器土偶など古代の力強い造形性を目指していますが、エリカちゃん独特のデフォルメがきいていて面白いです。写真の作品はその中でも端然としたもので、あとのはどういう感覚??って思わず噴出しちゃうほど捻ってあって、とっても可愛いです。(マスコットに欲しい!)
                            
最終日とあって、佐藤君、宗吾君が来てくれてうれしいね。同じ釜の飯を食った仲間は良きライバルでもあって、お互い励みになるんですね。そのほか、エリカちゃんの小学校の友達、中学校の友達、大学の友達、バイト先の友達などたくさん来てくれました。みなさんありがとうございました。


February15

「河合恵李香展」初日には、小野画廊での個展が終わったばかりの武井君も駆けつけ、後輩の初個展を励ましてくれました。経験を積んだからこそ言えるアドバイスがあるのがうれしいね。武井君もエリカちゃんも“まじめにがんばる”ヒトです。そういうヒトはきっと何かを掴みますね。
昨年の1年間は特にいい勉強をしたエリカちゃん、華麗で豊かな世界が出来つつあります。楽しみです。

February7
栗の木にたくさんのツグミが止まっています。シベリアから飛来した冬鳥です。ひとまわり小さい鳥も5,6羽います。多分シジュウカラでしょう(これは留鳥)。
こんなに寒い日本に越冬に来るんだからさぞシベリアは寒いんでしょう。先日気象予報士のお兄さんがシベリアを訪問、どれくらい寒いかという実験で、インスタント焼きそばにお湯をかけてみた瞬間パリパリに凍ってしまいましたから、相当なもんでしょう。(-40℃だって!)
各地で白鳥などの渡り鳥に餌を撒いている風景が伝えられ、白鳥の数が増えたとか減ったとか、自然環境との関係を取りざたしています。
ともあれ、季節は冬真っ只中!

February4

        
 節分や 明けてあらしの ひかり星


目覚ましを止めて、外の風の音に、ベッドから出るのをためらうこと20分(ダンちゃんゴメン)。勇を鼓して日課の散歩を決行(おおげさ!)。冷たい風がビュービュー吹き荒れ、工事現場の幕をバタバタさせて、真冬の風ってやだな〜とぶつぶつ言いながら張り切っているダンに引っ張られながらの散歩です。
ところが、東の空に大きな金星が輝いているではありませんか。空がクリヤーなのか、ビカビカッという感じです。ここ数日良く光ってるなとは思っていたのですが、今朝はひときわきれいでした。(三文の徳)

公園の池には珍しく、3,4日前にも来ていた大きな鳥が又同じ場所にじっとしています。背中は暗めのブルーでおなかの白とコントラストがきれいです。図鑑で調べると“ゴイサギ”。
醍醐天皇が池に来ていた鳥を捕まえるよう家来に命じたところ、逃げることなくおとなしく捕まったので、命令に逆らわず神妙であると、ご褒美に五位(ゴイ)の位を賜り、名前が“ゴイサギ”になったそうです。なかなか立派な鳥だったんですね。


February3

おとといひいた風邪でボーっとした頭のまま、がんばって銀座まで出かけました。武井誠展。先週は銀座あかね画廊、続いて今回は小野画廊でと、武井君もがんばってます。9月には飯田画廊でやりましたから都合3回、昨年遊学したフランスでの作品群です。20年彼の作品を見てきましたが、「立派になったなぁ」と思います。
ひとりの絵の好きな青年が画家へと成長してゆくのをリアルタイムで目撃しない手はありませんよ。ぜひ同世代の人たちに見て欲しいと思います。
そして、その努力を我が物としてそれぞれががんばって欲しい。一緒に時代を創って行くんだという意識を持って。。。

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