あとりえ絵日記
2005


12月の絵日記へ


November30


今朝は頭上に北斗七星が横たわり、春の大三角形も見えました。白んできた東の空はロイヤルブルー、可愛らしい三日月が沈もうとしているのか低い位置にあり、きれいでした。
散歩の帰り、大きな銀杏の樹のある駐車場から富士山が良く見えます。すっかり車はいなくなって、地上3階地下1階67戸のマンションが建つと看板に書いてあります。もうこの風景は見ることは出来なくなってしまいます。
急激に変わる小路や風景、町もきれいで明るくなりました。けれど、なんだか人の心が縮んだ様な気がします。


November23

村の長老におやつをもらうダン。霧に包まれた公園の朝です。最近はおやつをくれる人が増えて、ダンもいそがしい。。。みんなに可愛がられて幸せです。

昨日は、「童謡研究会」(仮称)の第一回ミーティングでした。この会はやがて、詩と曲と絵をひとつにした童謡絵本、あるいは童謡や絵本を創ることを目標に発足しました。元々絵本作家を目指している人も多く、何らかの形にしたいと思っていたのですが、「真鳥友理子展」の時に友理子ちゃんの絵を見ながら話しをして具体的なイメージが湧いてきたのです。
童謡と絵本、絵を勉強する私達に出来ること、そして音楽とのコラボレーション、すてきですね。
友理子ちゃんが持参した数冊の絵本を回し読み、広吉先生が解説。Mさんが書いてきた文章をnocciが朗読(とっても上手)、それぞれが感じたことを話し、それを元にMさんが次回までに書き直してくるところまで決めました。
絵本の研究や、各自創作したものを持ち寄り、高めてゆくことなどをやって行きます。




November22

ベンチとパラソルのある庭で不審な粉に気づいたAちゃんが、なんだろうと上を見上げると、コゲラが栗の樹をつついていました。粉は木屑だったんですね。
「キツツキだ!」Aちゃんの声にみんなでいっせいに外へ飛び出し、栗の樹を見上げると、枝から枝をわたりながら,黒と白の縞模様がきれいなコゲラがコンコン・・・と幹をつついています。
バードウォッチング用の双眼鏡でキャッチして「ウワーかわいい!」とk子ちゃん。次々とコゲラが3羽も飛んできてコンコンコンコン・・・。
わいわい言いながら見ているのに逃げもせず忙しそうに動いていました。
「あ〜首が痛い」とみんな。。。


November18

のびやかな朝の雲、ゆったりと大きな空が気持ちよく広がっています。
村の長老はそれより地震雲に興味があるのか、顔をあわせると決まって地震への恐怖をかきたてるのです。狼少年じゃないけど、話半分に聞いているこのごろ。でも防災グッズも少し備蓄しようかな。。。


November17

夕日が丘の上の高圧線の鉄塔とマンションの間に沈み、
雄大な雲がわずかに茜に染まって広がります。
季節が冬に向かうと、夕日は次第に西に移り、富士山に近づいてゆきます。
アトリエの西側の窓は夕焼けの空や季節の富士山を楽しめる絶好のビューポイントです。

November16

今年は柿が豊作です。庭のテーブルにごろごろ置いてあるもぎたての柿をみんなで食べています。そういえば昨日は柿色の月が出ていました。関係ないか。。。

November15

「パークまゆみパステル画展」の初日。今までアトリエ展で1,2点は見たことのあるまゆみさんのお友達も、これだけまとまった作品を見るのは初めて!と感動していました。
ふわふわと頼りなげなパステル画のイメージを払拭する重厚な作品は、じっくり時間をかけて描かれたものです。
まゆみさんの好きなフランスのカントリー風の家やキッチン、山の傾斜に沿ってびっしりと立ち並ぶギリシャの家並みなど、どれもちょっとあこがれる情景。
20日(日)までです、お見逃しなく。


November9

  
かもたちで池は賑わっています。カルガモに混じって今年もやってきたコガモがたった一羽、カルガモのような眼の上の白い線がないので眼がぽつんと小さく地味な顔をしています。
昨日はいじめられていたのに今日は小さい体で誰よりも早くパンを食べに走りまわっています。
思わずがんばれがんばれ!!
いつもカモにパンをあげに来る2人の仲良しおばあさん、スモックとボウシ姿は幼稚園の園児風ファッションでかわいい。
彼女達を見つけるとダンは猛ダッシュでパンをもらいに行くので恥ずかしいのですが、最近はカモの分のほかに
ダンの分も持ってきてくれるようになりました。
「口がきれい」で有名だったダンは過去のものとなってしまいました。
   
コガモ(♀)                 カルガモ(?)

November7

桜の落ち葉をさくさく踏んで秋を楽しんでいます。ちょっと張り詰めた朝の空気と枯葉の匂いもすてきです。
暑い、寒いと文句を言いながらも四季がなかったらつまらないだろうなと思います。木枯らしはいやだけど、凍み空は星たちに遭えるので好きです。緑の中に紅い葉が彩りを添え、秋真っ只中の公園はちいさな旅の気分を味わえるのです。

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