あとりえ絵日記
2004


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November 30


街で見つけた小さなフレーム、銀の細工が施され、透明なカットガラスが埋め込んであるきれいなラベンダー色の七宝。手にずっしりと、小さいのに重量感がとてもいい。お気に入りの写真を入れて飾りましょう。
広吉先生はウード奏者の常味さんのお宅にお邪魔して「イシュタル」の舞台化の話など。。。そしていただいたCD「
RabiSari」。ゆったりとした時の流れに身を任せる心地良さがある。これから年末のあわただしさを解きほぐしてくれること受け合い。ゆっくり聞きたいと思う。

November 27

たじろぐほどにぎらっと眩い満月、天空に向かって昇るうみへび座、東には距離が開いた金星、木星。。。胸の中まで光が刺さるような夜明け前。
空は、ラピスラズリのウルトラマリンからウインザーブルー、群青と、色が混ざりながらグラデーション。次第に森の際が明るくなってロイヤルブルーへと変化してゆく空はいつも大きなキャンバスだ。
いつもお散歩で会う声の大きいお年寄り、「早起きしなきゃこんな月見れないよ」と仲間と話しながら歩いていた。


                           

November 25


「ふくろう」 by さやか
美佳子さんが猫のクロッキーをもってきた。ダンボール紙に油絵の具で生き生きと描かれていた。野良猫を手名づけてモデルになってもらったそうです。和紙に墨で描いたのも合せると30枚くらいはあっただろうか。創作の意欲がふつふつと沸いてきたのですね。来年からご主人の就職でロンドン生活。
また新たな作品が生み出されるのが楽しみ・・・

November 21

桑田コレクション展の1週間くらい前(10月5日ころ)、桑田さんに台所のブラインドを付けてもらいました。桑田さんはインテリアのお店をやっているのです。その夜ヤブキリがブラインドに止まっていました。秋になるとよくヤブキリやカネたたき、かまきりなど夏の虫が家の中に入ってきます。ああ今年も冬になるんだなァ、と毎年寂しくなる季節です。
そのヤブキリは4.5日していなくなったので外に出たか死んだかな、と思っていたら、ブラインドの羽の間に入って見えなかったのでした。そんなことを繰り返してついにいなくなったので忘れていたところ、昨夜、洗って伏せてあったタッパーの上に止まっていました。まあ1ヶ月以上もこんなところで何を食べて生きていたんだろうと思い、はちみつを少し2センチくらい離れたところに塗ってやったら、しばらくして食べていたのです。そしてすっかり跡形もなく食べてくれたのでちょっと嬉しかった。その後またブラインドのおうちに帰りじっと挟まっていました。
                     はちみつを食べています

November 20



赤ちゃんカモが大人のカモにいじめられていました。遠巻きに見て、みんなが去った後パンを食べに来たり。。きょうだい一緒のときは大人をやっつけていたのにね。赤ちゃんめがけてパンを投げるギャラリー、おこぼれをもらうダン(情けない)
一人ぼっちでもたくましく生き抜いて欲しいと見守る日々です。

November 18


里帰りしたあかちゃんです。あかちゃんは一羽だけ。大勢の中でどうして赤ちゃんだってわかるの?と聞かれますが、他のカモと比べるとまだちょっとだけ小さいのと、目の上の白い線がくっきりしてないのと、パンをちょうだいと寄ってくるのでわかります。(よそ者は寄ってこない)
帰る私たちを岸に沿って付いて泳いで来たりしてとてもかわいかったよ。。。

    
赤ちゃんの地味な子


November 17

鹿児島の金井さんからのお便りです。
  
 「久々に描きました。
   桜島の光と形を楽しみたいと思います。」

のどかに噴煙をあげる桜島のスケッチは鹿児島の空気まで運んできました。

November 16

公園の池にカモが10羽来ていました。赤ちゃんは?と探すと、おおいたいた2羽確認。うれしいな。寂びれた街に活気が戻ったみたいな感じ、時々来てね。。。

きょうから山田陽子さんの初個展です。ギャラリーに入って「お花畑みたい!」と言った人がいます。お花畑の中のお花たち、のごときお仲間と。。。
陽子さんはこのアトリエではみんなのお母さんのような存在。お母さんに見守られて安心して絵を描いている、そんな安心感があります。
季節の花々と対話し楽しんで描いている、その心持ちが見る人の心を和ませるのでしょう。色彩の美しさも見どころです。すてきな花とすてきな陽子さんに会いに来てください。

同級生たちと一緒に・・(陽子さん18年留年してる?)


November 14

☆☆10日の朝見た木星と月と金星の三連を見事に写した写真を見つけたので、見られなかった人どうぞ。と言ってもリンク貼れなかったのでコピーしてね。☆☆


☆☆     ☆☆    ☆☆   ☆☆   ☆☆   ☆☆   ☆☆


http://homepage3.nifty.com/pulsar_s/starscape/200411/041110.htm



November 13

     秋逝かば 天上の星 地の落ち葉


身近な人が亡くなって身近な人が結婚した。そういえばきょうはダン7才の誕生日。ダンの時間は充実してる。短いから一生懸命生きてるのね。悲喜こもごも、激動の4日間が過ぎて静かに秋が深まってゆく。
                                          桜林にて    

November 10

今朝は上から木星、月、金星の順に斜め一直線に並び思わず「お見事!」ほんとにきれいでした。地球が、と言うより天体が回っているんだなと実感しました。明日も楽しみだな〜、と思って調べていたら次に見えるのは2008年なんだそうです。そうか、いいもの見たんだな。得した気分。。。そういえば1989年に見た金星蝕は素晴らしかったなあ。一生忘れないくらい。。。昨年もあったようだけど昼間だったので見えなかった。それくらい星のドラマには遭えないんだね。
・・・うん。

月と金星

散歩から帰ったら身近な人が亡くなったという知らせが待っていた。またひとつ空の星が増えた。



November 9

朝散歩に出かけるころ、東の空に上弦の月、その下に木星、金星と縦に並び神秘的です。
4,5日前は木星が下にあって、10月の終わりには月が金星と向き合っていたんだから不思議。。。未だに天体の仕組みがわからないけど、空を見るのは楽しい。

公園の池にはカモがたったの2羽、鯉がワガモノ顔に悠然と泳いでいる。カモがいなくなって小さな黒い鯉(デカイ金魚といったかんじ)がうようよいるのに気がついた。コイでは張り合いがないのかパンを持ってくる人もめっきり減ったので池は寂しくなった。

  
どんぐりや落ち葉でつくったよ!  by かおり

先日保護されたアメリカンコッカースパニエルの女の子はベルという新しい名前をもらって、4ヶ月前に愛犬を亡くしたご夫婦に引き取られました。ちょっと病院にかかっているけど、ご夫婦は生涯面倒を見ます、と言っていたそうです。よかったね。。

November 5

昨日は新しいグループが飛んできたので池はかもだらけでした。新グループは人に慣れていないのかパンを蒔いても向こう岸から見ているだけ。ところが、あんなに賑わっていた池も今朝はがら〜んとして、たったの5羽。
あ〜ん、赤ちゃんもいないよぅ。。。
その5羽は3羽と離れたところに2羽と別れ、よそよそしい。。。パンにも警戒して近づかない。明らかによそ者です。
村の古老(いました!)に聞いたところ、おそらく鶴見川水系の早渕川に飛んでいったのだろう、あそこは土手と河原があり、葦が繁っていて住み良い環境だからと言うことです。
まあ赤ちゃんも大きくなってお母さんとも一緒に行動しなくなったし、旅立ちを祝ってやらなければいけませんね。きっと来年はふるさとの池に帰ってくるよね、とダンとなぐさめ合ったのでした。
最後のにぎわい

夜、M子さんがフランスワイン(日本では売ってない)を手に来訪、Aさんもまもなく駆けつけ、秋の夜更けのワイン会。。。次第に話題は二人の制作活動におよび、二人とも才能ある人なので、広吉先生は期待も含めてかなり厳しいことを言ってしまう。・・・が、聡明な2人は 正面から受け止めてくれたようだ。


November 3(文化の日)

朝まだ暗い森林公園、滝之上方面の入り口から少し左に入ったところ、植え込みの中の立て看板(他の人の迷惑になるので犬を放してはいけません。などと書いてある)にウルウルした瞳の犬がつながれている。
傍には食料とおぼしき紙袋が。。。おっとこれはまずいんじゃないの。しかも紙袋の中には手紙が・・・ますますまずいよ。
ナニなに?事情で飼えなくなりました。里親の会などに相談する時間もありません。どなたか心優しい方にかわいがっていただけたら、などとあり、犬種はアメリカンコッカースパニエル、1才。生年月日まで書いてある。あらあらかわいそうに可愛い盛りの子を捨てるなんて、よっぽど事情があったんでしょう。家にはダンがいるし、、、ねえ。
困った私はお散歩仲間に相談しました。世話好きなチョコ(ラブラドールレトリバー)のパパ(育ての親)とその他野次馬は早速その子を見に行き、情け深いパパは連れてきたのです。みんなに良かったねと言われ、うれしそうにじゃれつくコッカーちゃん。しかしママは渋い顔。でも結局犬好きで面倒見が良いご夫婦だからなんとかなりそうでほっとしたのでした。
そういえば、ダンにもそんな時代があったんだな〜(しみじみ。。。)

掘ってます


November 2

突然ソウスケ君が現われました。9月に突然現われたときは、さと・しほの展覧会の時だったよね。高校生仲間だった二人展を見に来たんです。(律儀)
今回は何ゆえ現われたかと言えば、今日は仕事が休みでちょっと風邪気味なのでアトリエのHPを見ていたら、ギャラリーのスケジュールに自分の展覧会予定が入っていたので慌てて来たという訳。。。(律儀)
ソウスケ君と誰を組み合わせようかと考えて、鹿児島の金井さんにメールを送ったら、鹿児島ももう3年になるから転勤になるかもしれない。鹿児島の風景を描いておかないと、と思っていたところで、お誘いのメールを天の声と言ってました。
とってもタイミングよく2人展が出来そうです。といっても2005年3月ですが。。。
ソウスケ君と金井さんてどこか似ている。
キーワードは“少年”と“ボヘミアン”です。
                                 kaori 9才


November 1


赤ちゃんのかわいいこ
今朝は雷雨の中お散歩に行きました。いつものコース、公園でバリバリバリバリ・・!っと頭上でカミナリの音、ダンは尻尾を下げて一目散に家路につきました。
こんな日に散歩に行くのもどうかと思うけど、庭では絶対に○をしないので、こういう目に遭うんです。
いつぞやもかなり近場にドカンドカンと雷が落ちている様子、小さな木の陰に非難した怖い経験があります。その時はアトリエから山元町のバス道路を挟んで向こう側、大平町のお風呂屋さんの煙突に落ちたとか・・・。
お散歩も命がけです。


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